いよいよ会社を辞める時!うまくやらないと後々大変なことも。
最近は転職もあたり前の世の中なので、会社を辞めたいと言っても、
特別なことではないし、周りもそんなに驚くことはないだろう。
でも辞めるときに気をつけておいた方が良いことがいくつかある。
数人の実例をまぜてご紹介しよう。
会社に所属している時の仕事(クライアント)を持って行くこと
当然と言えば当然だと思うが、いまだにコレを会社は一番嫌がる。
コレを阻止するために様々な手段を講じる会社はいまだに数多い。
ある後輩は、某有名制作会社から独立を計画していると半年前に相談があった。
独立後は、今仕事を頂いているクライアントがその後輩に仕事を出してくれるという。
もちろんそんなことは、辞める会社には内緒の話だ。
意を決して上司に辞意を表明したら、すぐさま引き留めにあったらしい。
「フリーになっても飯は食えないぞ」
「転職するのは自由だが、今の仕事を持っていくことは許さない」
想定内ではあるものの、妨害するぞ的な発言も多数あったそうです。
でも彼は、クライアントが仕事を自分にくれるという約束(かどうかは分からない)
があったため、もう気分はフリーのデザイナー。
未来の自分を想像し、後戻りをするつもりはなかったそうです。
でも実は今でもその会社にいます。
先日電話で話を聞くと、
会社から後日書類を渡されたそうです。その書類は誓約書。
・今自分が携わっているクライアントと5年間は仕事をしない。
・今仕事がらみでおつきあいのある外注先(コピーライター・カメラマンなど)と
5年間は仕事をしない
他にもあるそうだが、こういう内容の誓約書にサインをすれば辞めても良いと。
ただ、万が一コレを破ったことが分かった時点で、法的措置を執る。
と言われたそうです。
これには後輩もびびりまくり。
仕事をくれると言っていたクライアントや、
周りの仲間に相談し、結果、とりあえず辞めるのをためらっているそうです。
現在は担当もはずされ、別のチームに配属されているそうです。
誓約書とかはさておき、こういうことは恐らく多いと思います。
法的なことはよく分かりませんが、
こういうもめたまま辞めたとしても、その後のストレスや、
ごたごたに巻き込まれることを考えても、今後大変になるだけです。
なので、辞める時一番良いのは、
・全く別の職種に転職する
・親戚の仕事を手伝う
このくらいの嘘をついて辞めるのが良いかと思います。
誓約書なんか絶対にサインしてはいけません。
その後独立がばれても、親戚とうまくいかなかったからとか、
言い様は色々とあるともいます。
ちなみに私の先輩は、海外を放浪すると言って辞めました。
もちろん嘘ですが、会社は止めることができませんでした。
辞めるときまでしっかり働き、礼を尽くすこと。
辞めるからこそ、周りに対しての礼儀はきちんとしておきましょう。
自分の利益のために人と付き合っているわけではなくても、
いつ何時、仕事で絡むことがあるかもしれません。
業界って狭いですからね。
特に、世話になった人にはシッカリと挨拶しておくこと。
辞めたら仕事出すよ!は話半分に聞いておいた方が良い。
私の場合、実際1/3位のクライアントからは仕事ありませんでした。
逆にくれると思ってもいなかった人から、仕事が舞い込むこともありました。
コレばかりは計画のしようはありません。
常日頃からのあなたのスキルと人徳そのものが結果につながるのです。
いつか独立しようと思っている人がもし読んでいたら、
このことだけは絶対に忘れないでいて欲しいと思います。
損得で人と付き合っていたら、損得で人に切られますよ。