働き方改革で、フリーランスを推奨する無責任さ。

ビジネス/営業

働き方改革とは関係ないと認識しておかないと危険。

そもそもフリーランスとは、組織に縛られず、
自分の持っている経験とスキルで、生計を立てていく個人ということ。

昨今の働き方改革で、キャリア系の広告などでもフリーランスも持ち上げられているが、
実はよくよく考えれば、昔からある働き方。
最近では、デザイナーやライター、料理研究家、カメラマンなどがその代表格として
扱われているようですが、皆さんご存じの「大工」さんも一昔前までは
フリーランスの代表的な職業の一つだったんです。
日本では土木関係に多かったみたいですね。

自由と引き替えに安定を手放すリスク

組織に縛られる代わりに、安定を失うこと。
フリーランスになるとととは、こういうことになります。
頑張って稼いで貯めておく。
当然そう考えていると思いますが、それもがんばって仕事が来ればの話。

恐らくあなたの想像以上に、仕事が来なくなるときがあります。

何やっても駄目。今後一生仕事が来ないのでは?

そう思うことなんか何度もあります。

そして、だれも助けてくれません。

なぜ、こんな仕事の仕方を推薦するんだろう?といつも思います。無責任すぎます。
勧める意味が分からない。
フリーになりたい人は、勝手になるのに。

私は運良く周りの人々に助けられ、フリーで20年以上やってこれていますが、
最近の周りの状況は、どんどん大変になっているように見えます。

そうなったときに、耐えるだけのスキルと精神力がありますか?

それでも、フリーランスになるんだ!

そういう人は、もう頑張るしかありません。
ただ死にものぐるいで、仕事をする以上にやることは沢山増えます。

1.税金関係
これは、周りに経験者がいれば聞くのが一番良いでしょう。
めんどくさいこと極まりないですよ。ただ、コレをやれずにフリーにはなれません。
でもある程度理解すると、世の中のお金のことが色々と分かって、
サラリーマンやOLだった時と比べて、一皮もふた皮もむけた人間になれますよ。

2.企業でいえば経営
お金の使い方、稼ぎ方、今後何をやっていくのか?
中長期の展望なども自分一人でやっていかなくてはいけません。
ビジネスとしては、ここが一番のポイントかな。
企業が組織でこれらを行っているのに対し、個人でやっていかなくてはいけない。
しかもずぶの素人が・・・。

3.健康管理
これはもう基本中の基本ですね。
定期的な人間ドックは勿論、不摂生を避けて、病気にならない身体作りをしましょう。
ちょっと体調がおかしいかな?
と思ったら、すぐに病院でみてもらった方が良いです(マジで)。
病気は必ず何かしらのサインを出すそうです。
このサイン見逃すと、気づいたときには大きな病気になっている可能性もあり。
本人が気をつけていても、遺伝性の病気はもうどうにもならないので、
とにもかくにも、徹底した予防と、早めの対応。コレにつきます。

フリーは社会的な信用はゼロ。だから仕事で信用を作るしか無い。

これも事実。社会保障も何も無いフリーランス。
社会からは、仕事して認めてもらえていないんです。

だから大切なのは、お金。

とにかくはお金です。

数人で時デザイン事務所をやっていた時にも、銀行から言われました。
とにかく、個人で信用を作るしか無いと。

あとは、仕事で信用を作るということ。

お金になれば、もちろんですが、世の中に認めてもらうという意味では、

1.有名な企業の仕事を安定的に受けている。
2.誰でも知っているような、有名、話題の仕事をしている。

この2つは、抑えておくと、万が一の時に大きく違います。

世の中、我々が思っている以上に、デザインなどに興味、関心がありません。
特に、銀行の人たちは上記のようなことがあるなしでは、全然反応が違います。
勿論新規でクライアントを獲得しに行くときにも大変有効です。

すぐに手に入れることはできませんが、
これは常にアンテナ張って、意識してGETした方がいいですよ。
最初はギャラが安くても、実績を残す意味のあるモノかもしれません。