過去20年の中で断ってきた仕事がある。それは・・・。
1.友人からの仕事
もちろん、ちゃんとした仕事として依頼されていれば快く受注する。
でも今まで私のところに来たのは
「安くやってくれる?」
などの、友人という立場を利用した、安くやるだけの仕事。
こういう仕事は受けないようにしている。
後々続くことも無いし、友人としての関係を壊したくないので
できることであれば受注しないことをお薦めする。
2.安すぎる仕事(足元を見られている仕事)
完全に足元を見られていると感じたときには、受けない。
ただ、今までいいおつきあいがあり、どうしても予算の関係で
今回だけは協力してもらえないという場合は別。
これは、足元を見ている訳では無く(かもしれないが)、
お世話になっているクライアントが困っているわけだから、
逆に無料でも引き受ける。
フリーだから安くできるだろ?
プロなら、ちゃっちゃっとできる仕事だから時給換算すれば割の良い仕事だろ?
とか、そちらに言われる筋合い無いよ。って感じ。
これも将来性を考えると、受けない方がよい。
3. 初取引で競合の仕事。
基本、これもお断りする。
そもそも初取引で競合なんて、良い仕事ができるわけが無い。
発注先が広告代理店ならなおのこと。
先方に沢山案を出したいときの為の当て馬にさせられるだけ。
絶対にとりたい仕事だったら、普段取引のある会社だったりを使うはず。
初取引で先方のことも何にも分からない中で、良い仕事なってできませんって。
でも、初取引で無ければ、受けた方が良いのは分かりますよね?
以前は皆うけていた。
断れない。そういう性格。
泣き落としにはめっぽう弱い。
上記もすべてやってきたからこそいえる。
やめた方が良いと。
友人の場合は、特に友人がデザイナーで、一緒にやろう!
と声を掛けてくれたのが嬉しくて、やったことはあるが、
友人関係にヒビほどでは無いが、良い関係では無くなった。
友人だからこそ、仕事の進め方、ギャラの問題まど、
言いたくてもいえないコトが多いことに気づき、ストレス満載になった。
競合も勝ち取ったことがある。
でも続かない。
結局キャパの問題で、約束の金額だけもらい、
広告代理店の取引がある制作会社が後を引き継いだ。
きっぱりと断る「線」を引いておいた方がいい。
あやふやに断るよりも、
友人からの仕事は受けない。
競合の仕事は受けない。
最初が肝心。きっぱり言わないと、後で苦しくなる。
気が弱くて断れないんだよなあ。
そういう人は、やってみると良い。
実は良い仕事だったりしたら、もうけもの。
断るときの決めぜりふを考えておく
「そういった仕事はお受けできませんので」と、ストレートに言ってしまう。
あまりごちゃごちゃ言っていると、
向こうもあの手この手で言いくるめるつもりなので。
王道の断り方としては、
「今、いっぱいいっぱいで、お受けできません」
ですが、空気読めない人は、またまた連絡してきます。
またまた同じことを言うと、
「すごいですね。売れっ子ですね!又連絡します」
と、逆に火をつけてしまったこともあり。
きっぱりとお断りした方がいいと、学びました。
「初取引での競合はお受けできません」
とか、最初っから言ってしまいましょう。
できた時間で、困っているクライアントには徹底的に尽くす。
嫌な仕事を断ってできた時間は、有意義に使いましょう。
逆に、困っているクライアントだったら、無償でも引き受けます。
決して恩を売るという感覚では無く、
いいクライアントは、こちらが困っていれば、助けてくれます。
その恩に報いるわけでは無いですが、自分にできることであれば、
何でもやってあげた方が良いと思います。
そのためにも、断る仕事を見極めて、
やるべきコトをやる時間を作った方が良いと思います。