デザインと整理整頓との関係
お金持ちの家は綺麗という法則。
綺麗というのは、決してミニマリストのようにモノがないという意味ではなく、
素敵なモノばかりがあるという意味ではない。
モノが沢山あっても整理整頓されているということ。
逆にお金持ちではない人の家は、
ぐちゃぐちゃで整理整頓できていない場合が多いという法則。
これってデザイナーにも共通する法則だと思いませんか?
整理整頓とは、整理して、整えるということ。
まさにレイアウトのことですよね。
机の上に関係ないモノが乗っている。
床には脱ぎっぱなしの靴下が散乱している。
それが放置されているということは、それらが目に入っていても気になっていない
ということ。コレが気にならない人は、ゴミを脳がゴミと認識していないそうです。
そんな人がデザインの仕事の時だけ、不必要なモノが目に入るとは到底思えません。
無駄を排除し、目的にフォーカスさせ、バランスのとれたレイアウトで、
見た人の心を動かすようなデザインをできるとは思えないのは私だけでしょうか?
こころの乱れは、部屋の乱れ。
とは昔の人もよく言ったものだと思います。
仕事に行き詰まったとき、いいデザインができない時、
ふと部屋を見渡してみると、部屋が汚かったりすることがあります。
そんなときは、迷わず整理整頓に限ります(私の場合)。
不思議と片付けが終わると、心にゆとりができ、
仕事に集中できるようになった気になります。
おすすめのは、モノを捨てること。
私は決してミニマリストではありませんが、
最近特に、モノを捨てることを快感としています。
モノが減ると、部屋にスペースもでき、すっきりします。
これもデザインと一緒。 シンプル イズ ベスト!です。
もちろん、シンプルなデザインだけが良いわけではありませんが、
WEBのデザイナーの方なら納得だと思います。
だからか、仕事できるデザイナーって、机も部屋も整理整頓されていると思いませんか?
デスクトップもめちゃめちゃシンプルだったりしますよね。
あれだけ同時進行で忙しい人でも、デスクトップにフォルダが3つしかないとか。
自然にそれができる人って、羨ましい限りです。
だからごちゃごちゃにならないように、モノを減らす。
つまりはモノを捨てる(売る)。
モノが少なければ、整理整頓もする必要ないし。
効率も上がります。
部屋を見れば、そのデザイナーが分かる
と言いきる友人のデザイナーもいます。
カメラマンもそうたたき込まれるって言いますよね。
弟子入りして、まずたたき込まれるのが整理整頓。
ケーブル類の巻き方をはじめ、とにかく現場でも綺麗に綺麗に作業します。
整理整頓できないやつは、ファインダー越しのおかしなコトに気がつかない。
デザインやレイアウトと全く同じ考え方です。
雑誌関係では最近、弟子入りしないプロカメラマンがいると言いますが、
こういう昭和的ではありますが、教育は受けていないんでしょうね。
いづれにしても、整理整頓できて損はありません。
皆さんも、ちょっと仕事に行き詰まったら、部屋や机を片付けてみては?
お薦めです。