デザイナーの次につながる仕事術

ビジネス/営業

定期の仕事が激減。次につながる仕事を確保するコツ。

どのクライアントは大小に関わらず、組織を安置させるために固定費を削減する傾向にあり、いままで定期的に来ていた仕事も減らす、もしくは違うモノに帰ることが多く、昨年まで季節ごとに作成してきたデザイン案件もなくなったりと、デザイナーにとっては苦悩の時代である。そんな不安定な中、少しでも次につながる仕事の仕方をまとめてみました。

とにかくスピードを上げる。

デザインのクオリティを上げるのと同じ、
もしくはそれ以上に効果があるのが「スピードを上げる」こと。
これは本当にクライアントに喜ばれます。

提出日の夕方ぎりぎりに提出している人もいるかもしれませんが、
これは論外。クライアントはイライラしているでしょう。

どんなに時間のない仕事でも、遅くとも提出日の午前中には提出する。
前の晩に来た仕事でも、自分は必ずそうします。

特に時間がない仕事の時にはすごく効果的です。
もちろん、つまらないミスは駄目ですよ。

とにかく担当とコミュニケーションをとる

提出はメールだったりすることも多いと思いますが、
送りっぱなしは絶対にNG。必ず電話を入れること。
可能であれば、「説明をしたい」といって会いに行く。
提出した案件の反応を感じ取るのも目的ですが、
やはり直接声を聞いてコミュニケーションをとることで、いい関係を築けるようになる。
営業のプロは必ずコレをやるからこそ、仕事をゲットできる。
良い仕事ができる、できない、以前の問題です。
続けて仕事を取るということは、コミュケーション無しにはありえません。

お金のトラブルをなくす。

競合相手のデザイナーの愚痴をクライアントから聞いたことがあります。
「●●さんは、腕は良いけど請求段階になると必ずギャラの引き上げ交渉があるんだよね。もうこれ以上続いたら、仕事はお願いできないっていっているのに」
数ヶ月後、この人の姿をあまり見なくなった・・・。

確かに、クライアントの悪い場合も結構あります。
デザイナーの、こちらは正当な請求をしているのだ!という言い分も分かる。
でもこういう場合は、間違えなくデザイナーに問題がある。
クライアントが神様だからか?ではない。

言うタイミングが悪い。
ただそれだけ。

クライアントも予算で動いて、我々に仕事を振ってくれている。
終わった段階で、予算オーバーみたいな話は、信用をなくすだけ。

ではいつ言うのか?

コレをやったら、ギャラを上げてもらわないとできないと分かった時点。

その段階で伝えれば、仮に予算が無い場合は、代替案を見つけていけるし、
請求時にもめることはない。

デザイナーはお金の話をするのが苦手な人が多いと言うが、
これは気をつけておいた方が絶対良いと思います。

クライアントの欲しがっているものを出す。

賄賂をしろと言っているのではなく、
仕事上で、クライアントの抱えている問題点や課題などをさりげなく聞き出し、
それを解決できるモノを提供する。

自分のできないことであれば、人を紹介したりすれば良い。
デザイナーの悪いところは、少しでも仕事にしたいが為に
自分のデザインだけで何とかしようとするから、何もできなくなるのだ。
勿論そんな簡単に解決する方法なんて無い場合が多い。
それはそれで、一緒に考えてみたり、ヒントになることを提供すればいい。

実際にコレをやると、色々と面倒なことに時間がとられたりして、
めんどくさくなるときも正直ある(多い)。
そこは気持ちを切り替えて、上記のコミュニケーションを図れていると割り切って
おつきあいするようにしている。

ニーズを聞き出すのも、それを解決するお手伝いをするのも
全ては、コミュニケーションなのです。