知っているようで知らないフリーのデザイナーの生態

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フリーランスのメリット、デメリット、遠慮なく書きます。

はじめまして。
私はMr.D。

フリーランスのアートディレクター/Gデザイナーです。
総合広告代理店から独立し、すでに20年近くになります。
独立後には、7人ほどのデザイン事務所を経営していましたが、
5年ほど前に解散。以降一人でやっています。

やっぱり、経営って難しい・・・。

フリーランス。つまり一人って、辛いことも多いし、寂しいことも事実ですが、
背負うモノが圧倒的に違うのと、デザインに集中できる環境が自分で
作れるというのが最大のメリットだと思います。

常識のある人は、フリーにはならない。

昨今の「働き方改革」のおかげ(?)で、

「そろそろフリーで働くのってありじゃね?」とか、
「組織に属したくないので、大学卒業後フリーで働きたい」
「自由に時間をコントロールできるフリーランスにあこがれる」

みたいな話を良く聞きます。

他のブログなどにもよく書いてありますが、
フリーで生活するのって、相当な覚悟がないとマジ大変だよ!
ということだけはしっかり理解して欲しい!

さらに、もう一つ分かっておいて欲しいのは、
「常識ある人はフリーという生き方は選ばない」ということ。

社会的な保証も皆無。当然社会的信用もゼロ(これマジですよ)。
だって、生活がいずれ不安定になるって決まっているから。
そんな生活を選ぶのって、常識ある人からすれば信じられないですよね。
65歳や70歳まで続けられます?
結婚して子どもがいたら?

一方、実際に長年フリーで頑張っている人がいるのも事実です。
そういう人たちは、常識では判断しません。

「自分にはコレしかない!」という「信念」で動いているのだと思います。

フリーランスで続けられる人には、皆共通してそういう「信念」が
ある人が多いですね。
「常識」でしか判断できない人には理解できないですよね。
誰が考えたって、普通ではないですから。

アメリカのように、もっと個人が活躍できる日本になって欲しい!

時代の流れで、フリーランスが日の目を浴びているように見えますが、
まだほんの始まりに過ぎないのが現状ですね。

アメリカと異なり、日本では、まだまだ本当の意味で
個人が活躍できる体制が整っていない。と思います。

現実問題として、
65歳までフリーで生き残れる人は、一握りの人だと思います。
特にデザイナーの場合は。

あと、日本とアメリカで大きく違うのが、

「クリエイティブに対するリスペクトの違い」。

アメリカでは「人の役に立つこと」「クリエイティビティ」なことが
すごく評価されます。
特にクリエイティブのことでは「オリジナリティ」に対する評価が非常に高い。

デザイナーの皆さんだったら経験あると思いますが、
「クリエイティビティであること」「オリジナリティが高いこと」
を日本で仕事の発注時に、何回クライアントから要求されましたか?
私はありません。
逆に外資の場合は、しつこいまでに言われました。

日本の社会は
クリエイティブなコトに関してまだまだ後進国なんだと思います。

だから、フリーランスは日本社会からも認められない。
と、私は考えているのですが、おかしいかな?

とにかく、
もっと元気だそうぜ!クリエイティブ業界!という想いを込めて、
色々と書いていこうと思います。

よろしくお願いします。

コメント

  1. こんにちは、これはコメントです。
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